豊かな自然に包まれるひととき、明宝にようこそ

伝統・文化

耳柿(みみがき)

郡上市指定天然記念物 耳柿

明宝寒水地区には、郡上市天然記念物に指定されている「耳柿」といわれる柿の木があります。この柿の実は、ヘタの部分に小さな突起があり、それがあたかも柿の耳に見えることから、耳柿と言われています。この柿の木のある寒水地区では、昔から言い伝えが残っています。
 昔、この柿の木がある場所の近くに比丘尼寺があり、近所の人々が集まり、尼僧の読経に耳を傾けていました。ある時、尼僧は見知らぬ男が人々の中にいることに気づきました。声を掛けても耳が不自由らしく、何か言いたそうな目で尼僧を見上げていました。寺から去る男の後を追いましたが、柿の木の所で姿が消えました。「これは柿の木の主が、人の姿を借りて御仏にすがろうとしているのに違いない。」尼僧は耳が聞こえないのは気の毒だと思い、一心不乱に御仏に祈りました。すると、その秋から柿の実に小さな耳が付き、以来、男は寺に現れなくなりました。その後、この柿の木を「耳柿」と呼ぶようになりました。

郡上市指定天然記念物 耳柿

へたの部分に耳のようなものが付いた珍しい山柿。大きくなっても片手に乗る程の小ぶりな柿です。残念ながら渋柿のため食べれません。これにまつわる昔話も伝わってます。

明宝寒水の山奥に原木は残っていますが、かなりの老木。
樹齢は不明ですが、100年以上と見られています。数年前に接ぎ木した若い木に毎年〝耳〟の付いた実が実ります。
現在子供は7本。

◆昭和62年6月16日 明宝の天然記念物に指定
◆平成16年3月1日 町村合併により郡上市の天然記念物となる

耳柿のお話 ~よもやま話より~

耳柿のお話 ~よもやま話より~

明宝の伝統・文化

寒水の掛踊

寒水の掛踊

掛踊(かけおどり)とは、寒水(かのみず)地区白山神社に古くから伝わる例祭で、毎年9月第2日曜とその前日に行われます。貴重な伝統行事として今に至るまでしっかりと守り継がれています。

白山神社例祭

白山神社例祭

明宝では、毎秋7地区8つの神社で例祭が行われます。各白山神社ごとでそれぞれ地元住民の協力の下、伝統に基づいた大神楽や伊勢神楽が奉納され、次世代へと継承されています。

名馬・磨墨

名馬・磨墨

歴史に名だたる宇治川の先陣争いに梶原源太景季が乗った名馬「磨墨」は、古来わが明宝気良の産と語り伝えられています。

磨墨太鼓

磨墨太鼓保存会

郷土の誇り名馬「磨墨」の名にちなんだ顕彰活動の中でもこの太鼓は代表的なもので、昭和62年に創作、結成され全国的規模で交流活動をしています。

気良歌舞伎保存会

気良歌舞伎保存会

気良歌舞伎は約30名で構成されています。「地域を盛り上げたい」との思いから、一旦途絶えていた歌舞伎を復活させました。

郡上市指定天然記念物 耳柿

郡上市指定天然記念物 耳柿

へたの部分に耳のようなものが付いた珍しい山柿。大きくなっても片手に乗る程の小ぶりな柿です。

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